上司の誤ったマネジメントが引き起こす、うつ病の恐怖

 

部下のうつ病と上司のマネジメントに関連性があると指摘される様になって久しいですが、
職場のメンタルヘルスに対する具体的対策が取られていないのが現状です。
 
今回は、部下をうつ病に追いやる誤ったマネジメントをする上司のタイプと、
上司の言い分、彼、彼女らのメンタルや職場環境について健康面や仕事能力が及ぼす営業について分析していこうと思います。

クラッシャー上司になるタイプは決まっている

私が匿名を条件に取材及び、様々な職業に就く知人に話を伺った所、部下をうつ病に追いやる
『クラッシャー上司』には共通する項目がある事が明らかになりました。

1.大量採用した中の生き残りで、管理職になった
2.凄ましいパワハラもしくは、カルチャーショックに耐えた過去がある
3.こうあるべきという考えを持っている
4.悪い意味で鈍い
5.転職しているとしても、同じ業界で変化に疎い
6.部下に具体性のない指示をしている

問題となっているのは、30~40前の男女マネージャー及び、現在60代で、60前に本社もしくは
本店から支店のプレイングマネージャーに任命された人たちです。

後者は大量採用で終身雇用の生き残りである事は間違いなく、前者は同期の人たちが、入社3年目で辞めて転職する中、気が付けば自分の他数人だけが同じ会社及び業界に残っていたというパターンになります。

自分の他数人だけが同じ会社及び業界に残っていた

バブル時代までは、仕事も出来て部下をマネジメントする『プレイングマネージャー』と、椅子に座っているだけの『管理職』の二通りでしたが、今ではマネージャー=プレイングマネージャーが当たり前です。

ですが、人間的にも業務経験も浅い人たちが、プレイングマネージャーに任命される事で、マネジメントが誤った方向に行ってしまっているのは事実です。

自分の仕事をこなす事で精一杯で、人間的にも仕事の相性も合わない部下の面倒を毎日みなければいけないとなれば、クラッシャー上司が出てくる可能性はありえます。

筆者の父は、業界大手広告代理店の管理職でしたが、管理職にしては珍しい『プレイングマネージャー』タイプでした。
そんな父が仕事をしたくない部下及び上司管理職として挙げたのが、

『プレイングマネージャー』タイプでした。
1:プレーヤーとして優秀でもマネジメント能力に欠けている人
2:プレーヤーとしての素質もマネジメントの素質もそこそこなのに、一流だと威張る人
だと言いました。

この2つのタイプの人間がマネージャーになると、

部下が本領を発揮できなくなり、メンタルを壊されていというのです。

それはなぜでしょうか。

マネージャーの役目は『真ん中の人』を作る事

マネージャーの本来の役目は以下の三つです。

1.部下が仕事に躓いている理由をさぐる
2.1から10まで教えず、1から5まで教えて、なぜ失敗したのか考えさせる
3.部下の仕事の適正を見極める
4.仕事の再現性につなげる

クラッシャー上司の部下は二通りに分かれます。
上司と同じもしくはそれ以上に仕事が出来る『プロ部下』と、上司の下では実力を発揮できずに壊れてしまう人です。

ここで問題なのが、クラッシャー上司となる人の『職務経歴書』には、『前の職場では沢山の人たちを昇進させました』と書いてあることが多いからです。

彼、彼女らは新人時代スパルタな職場に耐えてきたので、部下にも同じ緊張感とプロ意識、仕事ぶりを求めます。
その為、彼、彼女らに、ついていこうと思うと、必然的に現場のスキルを上げざるをえないのです。

、必然的に現場のスキルを上げざるをえないのです

クラッシャー上司を雇う側の企業は『生産性が上がってよい』と表面上は思うかもしれませんが、それは会社の数字の問題。

裏をひっくり返すと、彼らと会わない社員が、うつ病で辞めたり、そこまでいかなくても長年勤めていた古参の社員が依願退職したりするのです。

マネージャーは企業の人間をつなぐ役割も果たしますので『こうあるべき』を押し付けてはなりません。
常に心掛けるべきは『真ん中の人材』を育成して、

人間関係のバランスも職場のメンタルヘルスも保つことが求められます。

『真ん中の人材』を育成して、人間関係のバランスも職場のメンタルヘルスも保つこと

趣味のグループに居る40前の顔見知りの女性に、職場ではクラッシャー上司マネージャーと言われる人が居ます。
彼女はオフでも『なぜ〇〇さんは、言われたことも出来ないのかしら?』『この人はこうあるべきですね。』と決めつけ口調で話します。

この様に自分が許せない事に対しては『こうあるべき口調』で話す癖や性格が、オフでも抜けない人は部下のメンタルヘルスを壊すクラッシャータイプです。

事実、彼女は職場でも趣味の場でも、自分より能力が低いとみなした部下や相手に対しては、スマホ片手にSNSで猛攻撃を仕掛け、尊敬している上司や知り合いに対しては人間的に適切は距離を取るという、とんでもない行動に出るのです。

企業の人事部側から見て、さほど優秀というわけでもないのに『自分は出来るからこの地位に残った』と思うマネージャーにありがちな行動です。

こうした上司が及ぼす被害は表に出にくく、企業としても『うつ病でやめた人が悪い』という風に考えてしまいます。

では反対にマネージャー側の努力もむなしく、部下がうつ病で退職してしまうケースは、どの様なものがあるのでしょうか。

仕事に対して適正のない部下もいる

私の友人で、40代の男性は企業のCEOからヘッドハンティングされるプレイングマネージャーです。
決算期には三日徹夜するほどのハードワーカーであるにも関わらず、仕事を部下に押し付けた事もなく、黙々と仕事をする人でした。

そんな彼が『うつ病を理由にやめていく部下』で困る人に共通する項目を上げてきました。

『うつ病を理由にやめていく部下』

1.仕事のレベルは新卒以下なのにプライドが高い
2.その人がやった仕事に対する後始末を部署内全員でしている
3.仕事に対して謙虚ではない
4.会社はこうあるべき、上司はこうあるべきという理想を押し付ける

上司のマネジメントが問題となり、部下がうつ病になると言われていますが、ベンチャー企業やIT、製薬会社、広告代理店などでは、この様な事が往々にしてあります。

彼は、問題の部下に仕事に適正があるのかどうか試す為に、仕事の内容を変えたり、減らしたりするなど試みたというのですが、万策尽きたといいます。

マネージャーだった彼が出した結論は、部下には育成する以前の問題なぐらい仕事に対する適正がなかった上、年功序列が幅を利かせていた会社に入った為、偉そうだったというのです。

この様に、上司のマネジメントの間違いだけで、部下のうつ病が起こるとは、あながち考えれられない側面もあります。

職場の部下のうつ病は深刻な問題ですが、

上司や部下の採用の時点に遡り、根本的に考え直す事も必要だと思います。

アラーミー事務局

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