経営者必見!従業員満足度を上げた企業の実践例2つ

競争の激しい現代社会の中、生産性と社内環境の健康化を両立させ、従業員満足度を上げる為に
経営者が出来る事は、どの様なものでしょうか。

今回は、働く事や経営に疑問を持った経営者が、社内環境健全化と、従業員の健康管理を維持しつつ、
会社の生産性を向上させた例を挙げたいと思います。

従業員や経営者が燃え尽きず、息切れしない、健康経営と利益が両立する実例を見ていく事にしましょう。

明け方に起きて仕事をして燃え尽きた経営者が出した答え

Twitter、Facebook,インスタグラムなどのSNS予約投稿サービス『Buffer(バッファ)』は、
世界中に700万人近くの利用者を抱える無料サービスです。

Bufferは、’10年10月に創業したベンチャー企業ですが、CEOのガスコイン氏は、サービスの都合上、
社員は必ずサンフランシスコのオフィスに24時間体制で誰かが出勤しなければいけない事に疑問を感じていました。

『24時間稼働していないといけない仕事もあるというのに、何故人々の間では
週休二日という考えがまかり通っているのだろうか。』

思い立った日がすぐ行動というガスコイン氏は、就労時間の辻褄が合う様に毎日働いて、なおかつ、
毎日の休みは、人よりも多めに取ったそうです。
その内訳はハードスケジュールそのもの。
明け方前の4時半に起き、間に休憩をはさみながら、12時間毎日働くというものです。

ですが計画を実行したガスコイン氏が、2週間で燃え尽きてしまいました。

ガスコイン氏が2週間実行したスケジュールで働けると言えば、夜中の3時半に起きて夜の10時に寝ると豪語しているTVでお馴染みの南雲医師ぐらいなものです。
従業員や経営者全員が南雲さんの様になれるでしょうか、なれないと思います。

ガスコイン氏が自ら練った計画で挫折した結果行き着いた答えは、
従業員に好きな時間、好きな場所で働いて貰い結果を出して貰うという、リモートワーク方式。

’15年にはサンフランシスコにあったオフィスを廃止し、今では社員全員80人がリモートワークで、
英国、香港、オランダ、シンガポールなどに好きな時間、好きな場所で働き、メールもしくはオンラインSNS、
チャットで社員同士の連絡もしくは顧客へのサポートを行っています。

社員が働いている場所に時差がある事を利用し、24時間体制で利用客からの問い合わせに
対応する事が出来ますし、従業員の負担も減り満足度が上がったそうです。

ガスコイン氏も、アスリートが高地トレーニングに来る事で有名な米コロラド州ボルグーに住み、
仕事を終えた夜は、必ず外に歩きに出かけると言います。

『歩く事は何より、仕事と本来の自分と切り替える一番いい方法なんだ。』
と経営者自身が説いている所が、健康経営の鏡ではないでしょうか。

ではリモートワークという方法を業務上取る事が出来ない所でも、従業員満足度と健康経営に力を入れる事は
可能なのでしょうか。

週2回休館の旅館の売り上げが上がる理由

週三回休館、月曜日はランチのみで宿泊なし、それでも売上と、社員の平均年収は上がり、
離職率が激減した旅館があります。

神奈川県秦野市の鶴巻温泉にある創業100年を迎える老舗旅館『陣屋』は、
10年前に急逝した先代の後を継いだ大手自動車メーカーの技術者だった宮崎富夫さんと、
妻の知子さんが女将となり再建した旅館です。

当時二人は、どんぶり勘定経営が続き借金が10億円に膨れ上がり倒産寸前となっていた旅館に愕然としたそうです。
食材や旅館設備維持費に無駄が多いにも関わらず働く人の健康の質や職場環境は良くならない、
悪循環を解決しなければ生産性は上がらない事に気付いたのです。

そこで富夫さんは、前の会社での経験を活かし、
旅館の経理から予約、食材管理に至るまで一元管理できるソフトを開発し、全従業員が管理出来るように、タブレットを配りました。

お風呂にはセンサーを付けて入浴客が一定数を超えると通知が来るようにし、掃除が必要かどうかを何度も確認に行かなくてもいいようにしたそうです。

お料理や、お風呂のお湯加減、アレルギーなど、お客様の好みや必要事項を端末に入力して共有する事で、
従業員が積極的に動ける様になっただけでなく、リピーターも増えたと言います。

ITの活用で無駄を省きつつ、料理など旅館の売りを充実させ、経営、税務のノウハウ、おもてなし、
食材の仕入れ管理などを同業者でシェアするシステムを構築し、自分の旅館だけでなく、
同業経営者や従業員の満足度を高める事にも力を入れています。

旅館の従業員の健康面での課題は働き方ですが、
’14年からは陣屋は思い切って週の半ばにあたる火、水曜を休館にし、月曜もランチのみの営業に絞りました。

それでも料理の評判が口コミを呼び、’10年のグループ売上は2億9000万円だったものが、’18年8月は6億1417万円。
業界平均の正社員年収は288万円ですが、陣屋では400万円となったそうです。

女将である和子さんは『旅館業が憧れの職業になる為には、介護や子育てといったライフステージの変化に対応できる職業にしなければいけないです。その為には社内環境を良いものに変えていくしかありません。』と仰っています。

いかがでしょうか。
会社の健康経営の為には、まず社内で何が従業員の不満の種になっているのか、
それがどの様に業績の低下につながっているのか調べ、社内環境の改善をしなければいけないと思います。

アラーミー事務局

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