会社の飲み会はあり?なし?従業員目線で考える働き方改革とは

上司と部下、同僚同士、異部署の者同士で飲み会をする事で、チームビルティングを図る『飲みニュケーション』は、古くからコミュニケーションの一貫として職場で取り入れられてきました。『飲みニュケーション』は、古くからコミュニケーションの一貫

現在でも働き方改革の一環として取り入れられ、会社が飲み会を負担する所もある一方で、大企業では、

飲み会に依存する体質を改善する為に、飲み会を規制する方向に向かっています。

会社の飲み会は、企業経営の健全化にプラスになるのでしょうか、マイナスになるのでしょうか。

会社の飲み会を勧める、規制する企業、3つの理由

飲み会を推奨している企業には、以下の様な特徴があります。

1:社の歴史が浅い
2:従業員の入れ替わりが激しい
3:研究職、専門職が多く、部署間を超えた交流が少ない

反対に、飲み会を規制する企業には、この様な特徴があります

1:大企業、もしくは体育会系、年功序列があり、飲み会の習慣が根付いている
2:飲み会における、パワハラ、セクハラが横行している
3:社の人間関係が固定化し、派閥が出来たり、内輪で何事も決めてしまう

飲み会の費用を会社に負担させようと福利厚生担当者に働きかける人は、飲み会でいい思い出があった人です。

先輩に目をかけて貰った、救われたなど、飲み会が何等かの形で人生のプラスになっている人でしょう。

その一方で、会社には飲み会を『PTA』『有料の強制研修』と揶揄する人も居ます。

彼、彼女たちにしてみれば、飲み会は楽しいという人の発言もハラスメントに聞こえるかもしれないのです。

昨今の企業では、飲み会の代金を、企業内での人兼関係健全化の一環として負担している所もありますが、

福利厚生担当者は、この両方の意見を考慮の上、飲み会代を社で負担すべきかどうか、

はたまた、経費で落とす事を了解すべきかどうか、考えなくてはいけません。

そうでないと不服と感じる社員から『癒着』ともとられないからです。

では企業の風通しをよくする、働き方改革をともなった飲み会のあり方とは、どの様なものでしょうか。

風通しのいい健全な企業にする事が目的

日立ソリューションズ(東京都)は、

『部長とヒラ社員』という様に、普段やりとりする事がない社員同士が交流する懇親会

『段々飛び懇親会』に1人3500円を上限に飲食代を補助しています。

これは飲み会と限定せず、ランチでも良く、ここ2年間ではランチでの請求が多くなったのだそうです。

風通しのいい健全な企業にする事が目的

ただしこれは条件付きで、正式な会議の後に、ランチもしくは飲み会に行く事となっています。

その他にも若手が発言しやすい様に、直属の上司や同僚の同席を禁じ、懇親会で上役が耳にした事は、

業務改善としてレポートされる仕組みです。

この仕組みですと、うっかりした事を喋るわけにもいきません。

’17年の補助額は、3000万円と莫大な費用でしたが、アルコールというよりも、

企業ないでの風通しを良くするという意味で役に立ったと言います。

一方、制度を取り入れた事で、社外から批判の声があがった例もあります。

システム開発のネットバリュー(大阪)は、上司の飲み会に参加すると、

次のボーナスで1000円加算されるというもの。

以前は資格所得の為に補助金をだしていたというこの会社は、社外で社員が働く為、

帰属意識を高める為に制度を採用したと言います。

ですがシステム開発者全員が、仕事以外で上司の飲み会に付き合うわけではありません。

当然のことながら仕事以外で上司と顔を合わせるのは嫌という人もいれば、その反対の人もいます。

次のボーナスで1000円加算される

この制度を全ての企業が取り入れると、悪い意味で、終身雇用制度があった時代の日本の『惰性の飲み会』に、
逆戻りしてしまうので、おすすめ出来ないのです。

ではそうした意味でも、飲み会を規制する方向に向かっている会社はあるのでしょうか。

上司と部下で話したい内容は違う

伊藤忠商事は、’14年から、飲み会は1次会、午後10時までという『110運動』をはじめました。

これが社外にも好評なのだそうです。

旗振り役となった社長の岡藤正広氏は、

『今は飲んで仕事をする時代でもない、

呑まなきゃ出来ない仕事は、たいした仕事じゃない。』

と仰っています。

朝日新聞のデジタルアンケート(’18年9月12日~25日・回答数1079人)によりますと、

職場の飲み会に、行く、だいたい行くと答えた人は、479人、ほぼ行かない、行かないと答えた人は341人、

残りの259人は、場合によるというあいまいな答えになりました。

こうなってしまう原因に、上司と部下とで、話したい内容が違うという事が判ります。

クラフトビールの『ヤッホーブルーイング(長野県)』が社会人800人を対象に行ったアンケートによりますと、

上司が飲み会で話したい事は趣味(38.6%)だったのに対し、部下が会社、仕事への展望(49.6%)と全く違う事が判ったのです。

『今は飲んで仕事をする時代でもない、呑まなきゃ出来ない仕事は、たいした仕事じゃない。』

上司は趣味を通じて部下との距離を縮めたいと思うのかもしれませんが、職場を通じて知り合った人に関しては
そういう事は社外で話してほしいと思っている事になります。

また飲み会の出席率や参加者にも問題があります。

会社の人間関係の風通しがよく、健全化した飲み会は、参加率が高く、発言者が偏らない上、リベラル感があります。

反対に悪い飲み会は、上司とその取り巻き、取り巻きの知り合いが常に参加していて、発言内容が固まっています。

反対に悪い飲み会は、上司とその取り巻き、取り巻きの知り合いが常に参加

上司が『お殿様化』していて、ヨイショしてくれる部下たちが取り巻き、その場にいない人の悪口をいう事もあるというものでした。

これから年末シーズンとなり、飲み会が開かれる事が多くなると思います。

飲み会では、寡黙な人が内に秘める情熱や、多弁な人の薄っぺらさまで、丸裸にされてしまいます。

折角の交流の場所なのですから、社内の人々の人間性を高め合う場所にする事が、会社のつとめではないでしょうか。

アラーミー事務局

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